blog@雲ヶ畑奮闘記

京都雲ヶ畑で【七和三洋の暮らし】を実践する【これから日本人】の覚え書
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中元・歳暮は日本のしきたり?

例えば、中元・歳暮。
あれは、日本人のしきたりですと言われるか。否、戦前には――私はよく覚えているが、また戦前の良き時代を知る方々からも聞かされるが――今日ほど血眼の中元・歳暮「合戦」は決してなかった。いま、これでもかこれでもかと中元・歳暮の宣伝に使われつ品物を見てみれば、緑の革命・アグリビジネス・多国籍企業のそれらビッグビジネス。食関係ビジネスの商品が浮かび上がる。

 いまのやり方での中元・歳暮の悪(あえて私は悪と書く)は、生活に困らない階級になればなるほど、高価ぜいたくな品々が、洪水のように、とめどなく往復することである。有難がる心の一辺を持ち合わせぬ人々の手から手へ、何万、何十万円の品々が動きまわる!あまつさえ、「気が利かないねえ、また、こんなもの…」、そして「自分(や会社づとめの夫)にとって利用価値のない赤の他人の」、寝たきり老人やひとりぼっちや孤児院には中元・歳暮は「おあまりの」「使い道もない」のこりものが時に行くぐらいで決してゆかない。ビジネス儲け主義によって「つくり上げられた」エゴイズムすなわち中元・歳暮。

「でも、中元・歳暮の大売出しや競争があるから、アルバイトの学生たちなどは助かるよ」と言った人もいる。それは現状維持の発想法だ。
「あなたは一匹狼で自由業で、上役(とその怖い奥さん)など知らないから中元・歳暮の批判ができる」という人も時にいる。ちゃんと上役を持ち、しかし信念と勇気から中元・歳暮をしない少数の人々を私は知っている。別にそれだからどうと言うことはない、のである。
つくり上げられたビジネス商業にふりまわされたとき、贈答はワイロにも通じてゆく…。

犬養道子 「人間の大地」より
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